AE86パーツ ファインオートサービス@和歌山 & キノクニエンタープライズ

パナソニックという世界的な企業の産みの親である、松下幸之助の出身地、和歌山。和歌山は商才豊かな人をたくさん輩出している印象があります。

そんな和歌山で、クルマ業界にとって重要な役割を果たしている会社2社を訪問。

キノクニエンタープライズ。

http://www.kinokuni-e.com/index

そして、ファインオートサービス。

http://www.fine-auto-service.com/

会社名を知らなくても、YAHOOで落札した旧車、ネオ旧車の部品が届き、箱のロゴと萌えキャラをみて「あ~、またここから買ってしまった~」となるショップオーナーさんが続出(笑)。どちらも和歌山。

さて、ファインの松岡社長は意外と若いんです。本人お顔を見ることはレアですから、この写真は貴重(笑)。それにしても何を持っているんだ?

「これはね、AE86のハッチバック車のリアガラスのウエザーストリップ。なくて困っているって話を聞いて、つくっちゃいました」

そう、このヒトとかれこれ6~7年近くお付き合いしていますが、いい意味でおっちょこちょいなんです。素直に他人の情報を受け入れ、良いと思ったらすぐに実行する。失敗したらどうしよう、なんてグチグチしない。

「これはAE86のサイドマーカー。まだ純正はあるけど、高額になってきているから安いものを提供したくて」

こんなノリでなんでもやってしまいます。あるAE86の部品が廃盤になり、トランスミッション関係のある有名な供給メーカーのお客さまセンターに電話し、当然断られる。けれど、どうしても欲しいからなんども相談する。困った担当者から色んな部署にたらいまわしにされ続ける日々を乗り越え、最終的には部品を購入の取引をさせてもらうようになったという、恐ろしい逸話があります。でも、そのおかげで、廃盤部品が流通するようになったのですから、凄いモンです。

「これも新商品」

へ?ただのホイルナットやん。

「違うんですよ~。ホンダ用の純正ホイルナットって頭が丸くなってるの知ってます?だから、普通はホンダのホイルは日産車には流用できないんですが、このおわん形状に、P1.25のネジをきってあるので、ばっちり流用できます」

は~、おもしれ~!思いつきも凄いし、作ってしまうところがもっと凄い。いうことで、以下、過去に紹介したAE86パーツです。

AE86だけじゃない、旧車パーツゾクゾク ファインオートサービス

AE86パーツ まだまだ出てくる、ファインオートさん

AE86スピードメーターケーブル ファインオートサービスさん 新商品を生む苦しみ

まだまだこんなものじゃありません。

最近建てたばかりの会社の倉庫は1階、2階にやまもり色んなパーツがストックされています。今後も訪問するたびに、こうやって一つずつ新商品やお宝商品、AE86に限らず、色んな旧車、ネオ旧車用を紹介してもらいます。

さて、そこからわずか20分。キノクニエンタープライズさんに到着。いきなり社長…(汗) こわいョ~。

当社の代表が44年前にショップキノクニさんに飛び込み営業したのがきっかけで始まったお付き合い。当時の様子はこの対談を読んでいただければ幸い。

http://silkroad-jp.com/silkroad/40th-anniversary-talk

社長の圧はハンパないのですが、そこには癒しのオキさんがおられるので、非常に助かります(笑)

今日は、あるクルマの特注ブレーキホースをその場で制作してもらい、テイクアウト!すげえです。もちろん、新型ジムニー用のブレーキホースも発売開始しておられ、なおかつ、リフトアップ時の延長ブレーキホースも制作OK!

以前、3UP三上さんと一緒にブレーキホース制作機を見学させてもらいました。キノクニさんのすごいところは、在庫が豊富で、特注品も含めて、大半が注文した翌日に届くシステム。これはアマゾンが日本に登場するはるか以前からやっていたこと。

「もう8月後半ですね、そろそろオートサロンの準備はじめます」

ええっッ!?もうそんな時期だったんだ……って、あれ?ちょマテョ!キノクニカタログ2018~2019年盤、まだもらってないゾ!たしか去年は、5月のGW明けだったゾ!?

すると、カタログ制作責任者である、いかつい安村社長がソワソワしはじめました。

「も、もう、ほとんどできとるワイ!(みんなの前でよけいなこと言うなよ、的に)」

楽しみです。毎年どんどん分厚くなるカタログ。ファインさんの部品、キノクニさんの部品は、クルマのチューニングだけでなく、クルマのメンテ、補修、修理するにも欠かせないものがたくさん。特に旧車、ネオ旧車はどんどん部品が製造廃止されていき、オーナーが困ることになりますが、そこを補完してくれているのがこの2社。SONYのアイボでも、修理するショップがテレビで話題になりましたが、クルマもでオーナーにとっては大切な相棒。長く愛車を楽しめるように頑張っているこの2社に救われた車は台数にすればとんでもないでしょうね。これからも新商品が愉しみです。

当社もモチロン、新商品開発がんばってますョー!まだまだ紹介ネタ、隠し持ってます。アップしていきま~す。